蜂の子で糖尿病対策
健康食品として親しまれている蜂の子に、糖尿病予防に効果を発揮してくれる可能性が見つかっています。
生活習慣の乱れが起因となる場合もあり、多くのサラリーマンが注目している病気でもあります。
今回は、そんな糖尿病に対する蜂の子の効果・効能について皆さんにご紹介させて頂きます。
蜂の子で糖尿病予防が可能なのか?
いきなりズバリのタイトルですが、その答えはYesです。
蜂の子には、糖尿病予防及び対策に効果を発揮してくれる有効成分が含まれており、それらの効果・効能をかんがみて、予防及び対策が可能と考えられています。
その成分とは、亜鉛、必須アミノ酸の一つとして知られるイソロイシン、脂肪酸の一種であるオレイン酸です。
これらの成分によって、インスリンの分解防止や血糖値そのものの減少、インスリンの働きを促進させる効果などが期待されているのです。
インスリンの分解防止
インスリンとは、体内の糖分量を調整してくれる重要な物質で、膵臓から分泌される物質として知られています。
糖尿病患者はこのインスリンの分泌が思うようにコントロールできず、体内の糖分量が多くなってしまう傾向にあります。
亜鉛はインスリンの分解を抑止する効果があり、膵臓で分泌されるインスリンと同時に分泌される成分です。
インスリンと同時に亜鉛が分泌されるには意味があり、亜鉛によってインスリンが分解されるのを防ぎ、糖分量をコントロールする働きを持続させる効果を狙っていると考えられています。
当然ながら、その亜鉛が不足するとインスリンの分解が進んでしまうため、インスリンが効果を発揮する時間が短くなってしまいます。
せっかく生成したインスリンが十分に働くことが出来ないのは、とても残念な結果です。
そのような事態にならぬよう、亜鉛を含む食品を摂取することで、亜鉛の分泌不足に陥ったとしても、それを補充することが出来るわけですね。
蜂の子に含まれる亜鉛によって、インスリンの働く時間を伸ばすことが出来ると期待されています。
血糖値を下げる
蜂の子に含まれるイソロイシンには、血糖値そのものを下げる効果があると言われています。
具体的には、イソロイシンが血液中に含まれる糖分を筋肉へ取り込む働きを促進させ、血液中の血糖量を減少させてくれる効果があると考えられています。
このイソロイシンは、糖尿病医療現場にも役立つと考えられており、すでに実際の現場で研究活用されている事例もあります。
イソロイシンを含む流動食を胃の中に直接入れる自主臨床研究において、血糖値を下げる研究結果が見られたと発表されています。
イソロイシンはアミノ酸の一種なのですが、体内で合成できるタイプのアミノ酸ではない「必須アミノ酸」のひとつとして知られており、イソロイシンが含まれる食品を摂取する他に体内に取り込む方法がありません。
蜂の子には、イソロイシンを含む必須アミノ酸の全てを含む特徴を持っており、イソロイシンだけ含む食材を摂取するよりも、より健康的に働いてくれる食材として期待されています。
インスリンの働きを促進させる
蜂の子には、インスリンの働きを促進させてくれる効果を持つ成分が含まれています。
それが「オレイン酸」です。
先ほど説明させて頂いた亜鉛は、インスリンの分解を防いでくれる成分ですが、オレイン酸はインスリンの働きを直接促進させてくれる効果が期待されている成分です。
よって、亜鉛との相性は抜群であり、亜鉛とオレイン酸の両方を含む蜂の子は、糖尿病予防と対策にうってつけの食材であると期待されています。