蜂の子とプリン体
プリン体と言えば尿酸値。
痛風の素となる成分として知られています。
尿酸の原材料となるプリン体を、蜂の子が減少させてくれるという話がありますが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、蜂の子とプリン体の関係について皆さんにご紹介させて頂きます。
蜂の子がプリン体に関係する理由
プリン体は尿酸の原料となる物質として知られており、尿酸が過度に体内に蓄積されると、「痛風」という病気になる可能性が出てきます。
蜂の子を食べると、その痛風を予防できると言われているのですが、それは蜂の子の健康効果によって、プリン体の溜まりにくい体になると考えられているからです。
最初に結論から書いてしまいますが、蜂の子に含まれる栄養素などの有効成分が、プリン体を減少させるわけではありません。
蜂の子は優秀な栄養価を誇る健康食品であり、良質なタンパク源として知られています。
タンパク源とプリン体は、直接の関係はありませんので、薬のように作用してプリン体を減少させる物ではありません。
蜂の子に含まれる成分によって、身体の代謝が促進され、余剰なプリン体が溜まりにくいサイクルが間接的に働くサイクル。
それが、蜂の子がプリン体に関係する健康効果として期待されています。
肥満とプリン体と蜂の子
私達が身近にプリン体の量を感じられる数字は、健康診断などで判明する「尿酸値」でしょう。
尿酸の原料となるプリン体が多ければ、必然的に尿酸値が上昇していると考えられます。
プリン体は特定の食材に含まれている特別なものではなく、多くの食品に含まれている成分です。
つまり、大食漢など一回の食事が多くなるような食生活を送っている人は尿酸値が高くなる可能性があります。
「一回の食事が多くなる」は、主に肥満に繋がります。
つまり、肥満の体型になってしまっている人は、プリン体の体内含有量が高いと考えられ、尿酸値が高くなると考えられています。
蜂の子は、ビタミンB群による成長促進効果が認められており、さらに、疲労回復効果も認められています。
これらの効果により、余剰な脂肪を分解するサイクルを促進できると考えられており、肥満を解消するための手助けをしてくれると期待されています。
肥満大敵
プリン体の多い食事になったとしても、プリン体が尿酸として合成される量を抑制できれば、食事による尿酸値の上昇を防ぐことが出来る理屈になります。
しかしながら、そもそも肥満にならないように生活習慣を見直すことで、プリン体の体内量を一定値に保つことができるはずです。
そこが難しいのではありますが、「肥満大敵」という言葉があるように、過食を控えバランスのとれた食事を心がけるだけで、プリン体の量を適正に保つことができ、結果として尿酸値が正常値範囲内に収まります。
脂肪を燃焼させるためには、筋肉量も関係します。
筋肉量が多ければ、それだけ新陳代謝が促進されます。
理由は明白で、筋肉が必要とするエネルギーを消費しなければならないからです。
沢山のエネルギーを消費すれば、その燃料となる脂肪などを供給しなければなりませんから、肥満解消に繋がると考えられています。
蜂の子は、高い栄養価だけではなく、新陳代謝を高める効果を発揮してくれる食品として知られています。
トレーニングと併用することで筋肉量の増加と筋肉量の増加を促進させてくれると考えられています。
毎日の生活に蜂の子を取り入れ、新陳代謝を促し肥満防止に役立てることで、プリン体の数を減少させ、正常な尿酸値を維持できると期待されているのです。